安政南海地震津波12mが刻された木岐王子神社石灯籠(美波町)

美波町木岐地区の木岐王子神社には、安政南海地震の事を刻した石灯籠があります。この石灯籠は嘉永7年(1854)年に建立されたものです。「嘉永七(1854)年11月5日の安政南海地震津浪で高さ四丈(12m)を超える津波が押し寄せたことが彫られています。

一時間のうちに津波が三度来て、家が流失したなど被害を受けたことや大地震の節は油断しないようにとの後世への警鐘が伝承されています。

2023年5月3日の現地調査の結果から、自然災害伝承碑として登録されている木岐王子神社石灯籠の周辺様子を紹介します。

太平洋に面した美波町木岐地区では、安政南海地震・津波で大きな被害を受けました。今を生きている私たちが、今後、遭遇するであろう南海トラフ巨大地震津波に備えることが大事です

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防災風土資源&ローテク防災術 -香川大学客員教授松尾裕治-

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