安政南海地震の金磯帽厳跡碑(小松島市)

小松島市金磯町の小松島海岸に近い住宅地の小さな公園内には、安政南海地震の事を刻した金磯帽厳跡碑があります。この石碑は明治43年に建立されたものです。「嘉永七(1854)年11月5日の安政南海地震で高さ二丈四尺(約7.3m)烏帽子に似ていたが帽岩が破壊されたことが彫られています。

この烏帽子岩は金磯にあり、頂部が烏帽子に似ていた。ここを史跡として後世の人々に伝えるとあり、歴史的に、大地震、大津波は繰り返される。何よりも命を守ることを第一として、津波伝説を永く後世に伝えると伝承されています。

2023年5月8日、12日の現地調査の結果から、自然災害伝承碑として登録されている金磯帽厳跡碑の周辺様子を紹介します。

紀伊水道に面した小松島市では、安政南海地震で大きな被害を受けました。今を生きている私たちが、今後、遭遇するであろう南海トラフ巨大地震津波に備えることが大事です

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防災風土資源&ローテク防災術 -香川大学客員教授松尾裕治-

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