大正9年水害を伝える土佐清水市の6つの石碑群

高知県土佐清水市には、大正9年(1920)8月の水害伝承碑が6つ建立されています。下ノ加江川氾濫域の下ノ加江地区に4つの耕地整理組合記念碑があります。また三崎川氾濫域の三崎浦地区に三崎川堤防復旧記念碑があります。さらに宗呂川氾濫域の下川口地区に下川口郷災害記念碑があります。いずれも大正9年8月の豪雨による被害状況が伝承されています。

これらの災害碑の碑文には、具体的に凄まじい被害の内容やその後の復旧などの災害記録が記されております。特に下川口地区に下川口郷災害記念碑がある下川口地区は、くぁぐちる現地調査の結果、山田地区にあり被害を被った、山田、福岡、天神、和田の田畑が耕地整理事業で復興され美田になっている現状、また大正9年洪水で決壊した松田川堤防が場所を確認できました。その当時の被災地の状況などを紹介します。

宿毛市には、多くの人々が暮らしていますが、中でも宿毛市街地には、その中心であります。その市街地を守る堤防が100年前に決壊したことなど、先人が災害教訓を後世に残そうしたことに学び、今を生きている私達が、今後、遭遇するであろう大洪水に備えることが重要です。

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防災風土資源&ローテク防災術 -香川大学客員教授松尾裕治-

本サイトは、四国各地の土地柄(過去の災害経験)から、災害を未然に防ぐ目的をもって行われる災害時の避難行動や普段の備えにも生かされている取り組み、知恵・教訓が石碑などに伝承され、今日の防災に活かせる教訓がある防災風土資源の情報と誰でもが簡単にできるローテク防災術を紹介するサイトです。