真光寺境内の昭和51年災害の復興記念碑

小豆島町馬木の真光寺境内に、昭和51年災害の復興記念碑が昭和55年に建立されています。

この復興記念碑は、昭和51年豪雨で町内全域が大災害を受けたこと真光寺の石垣などを復興したことが記されています。

昭和51年の豪雨災害では、馬木地区は低地帯が多いため、浸水が著しく、床上浸水242戸、床下浸水154戸を数え、また土砂崩れ等により全壊9戸、半壊3戸の被害があったと記録されています。

2024年10月13日の現地調査では、復興記念碑の碑文から真光寺は御本堂北側の石垣が崩れ大伽藍が傾き屋根瓦がずれる被害を蒙り、3ケ年計画で石積み工事 御本堂の基礎 屋根瓦の葺き替え内陳の改修などにより復興を図ったことが分かりました。

またその時の浸水状況写真や小豆島町の記録から、馬木地区は、ほとんどの世帯が床上浸水となったとことが記されています。しかし地域の住民の方には、48年前に、地域が水害で大きな被害を受けたことは、あまり知られていません。

この復興記念碑の自然災害伝承碑は、現在も地元の方の手によって大切に保全され、昔の土砂災害の被害を伝える貴重な防災資産であることを教えてくれています。

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防災風土資源&ローテク防災術 -香川大学客員教授松尾裕治-

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