防災風土資源&ローテク防災術を活かす(令和7年3月版)冊子の発行

 『地域を知る防災』という視点から香川大学の客員教授の立場から、私は、「過去の災害の記録や教訓が、書物や石碑などに伝承され、今日の防災に活かせる教訓があるもの」を防災風土資源と定義して、これまで四国各地に伝承されている地震・津波、水害・治水、土砂災害、渇水・利水に関する防災風土資源を調査し、今日の防災に活かせる教訓を取りまとめてきました。

  過去の災害に関する知識から、私たちの身近に起こる可能性、そして対処方法まで、防災に関する知識を学び備えよう!という、四国地方向けのNHK松山放送局の番組、週刊「防マガ」ラジオ第1四国おはようネットワークに平成25年から令和3年12月まで出演し、「地域を知る防災」の視点で四国の防災風土資源を紹介してきました。

  また令和5年度からはNHK松山放送局が新設したNHKラジオ「ひめゴジ」の番組で、地震や大雨、台風などの災害に対してどう備えればいいのか!という、愛媛県内向けの番組に出演し、「過去の事例に学ぶ防災」という視点で愛媛県の防災風土資源を紹介しています。

   さらに途中、令和6年3月7日の南海放送・NHK・FM愛媛、3局共同「ら・ら・ら・ラジオ」「災害の教訓に学ぶ」の中の四国防災八十八話について紹介しました。

   この度、これまでの「NHKラジオ「防マガ」・「ひめゴジ」と「3局共同「ら・ら・ら・ラジオ」で紹介した内容をもとに,写真や図を加えて57の防災風土資源と、ローテク防災術と合わせ一冊の印刷物に令和7年3月版としてまとめました。

   この冊子は、過去の自然災害の教訓を地域の方々に分かりやすく伝えることで,皆さんが的確な防災行動ができることを目指しまとめたものです。

この写真をクリックして冊子を是非、ご覧になって、実際の防災行動に役立てください。

防災風土資源&ローテク防災術 -香川大学客員教授松尾裕治-

本サイトは、四国各地の土地柄(過去の災害経験)から、災害を未然に防ぐ目的をもって行われる災害時の避難行動や普段の備えにも生かされている取り組み、知恵・教訓が石碑などに伝承され、今日の防災に活かせる教訓がある防災風土資源の情報と誰でもが簡単にできるローテク防災術を紹介するサイトです。